【感想】LIVE A LIVE A LIVE 2023 八王子編に行ってきました

全般

2023年8月13日。
ライブアライブのスペシャルコンサート「LIVE A LIVE A LIVE 2023 八王子編」が開催されました。29周年記念、そしてリメイク版が発売されて初となるコンサートとして、当ブログの管理人も鑑賞に行って参りました!
この記事では、コンサートの感想はもちろん、会場の雰囲気や様子、演奏者さまの魅力などを管理人の拙い文章力で出来る限りお伝えさせて頂ければと思います。
※今回、レポート記事の合間にどうでもよい寸劇を織り交ぜながら綴っています。是非とも読み飛ばして時間を有効に活用して下さい。

コンサートについて

実は(と言うかファンの方は当然ご存じですが)、ライブアライブの単独コンサートは今回が初めてではありません。過去3回に渡り開催されており、

2015年9月25日
LIVE A LIVE 吉祥寺篇
 出典 – 2083.jp

2018年9月7日
LIVE A LIVE 鶯谷篇 出典 – 2083.jp

2019年8月31日
LIVE A LIVE 新宿篇 出典 – 2083.jp

2020年10月3日
LIVE A LIVE 26周年記念生放送(新宿編の配信)
出典 – square-enix.com

こうしてみると、様々な佳節を迎える度に開催されていたことが分かります。

つまり、ライブアライブのコンサートは、関係者はもちろん根強いファン達の熱意や支持により、リメイク以前から灯を絶やすことなく続けている行事であり、コンサート以上の意味を持つイベントであることが伺えます。

ちなみに、これだけドヤ顔で記事を書いていますが、管理人は今回が初鑑賞です。

それを踏まえた上でのリメイク版の発売。
そして、満を持しての29周年コンサートの開催。
これは是非とも鑑賞したい!

と言うわけで、そんな記念すべき行事について、先行抽選もせずほぼ直前にローソンチケットで購入したファンの風上にも置けないダメな二人が、今回のコンサートをレポートします。


ー登場人物についてー

管理人

本ブログの管理人。ライブアライブを愛する狂信者。この度、妻子に土下座をしてコンサートを鑑賞する権利を得た。
好きなキャラはくのいち。

友人

友人。管理人とは25年以上の付き合いだが辛うじて常人の域で踏み止まっている一般人。妻子に土下座をせずにコンサートを鑑賞する権利を得た。
好きなキャラはタロイモ。

なお表現上、友人のアイコンを記念撮影で彼が手に抱えたキューブにしてしまったせいで、まるでキューブが会話しているように認知が歪みそうになりますが、実際にはいい歳してはしゃいでいる大人達ですので、皆さんは油断しないで下さい。

ちなみに、このキューブぬいぐるみWEB発売中です!

その矢先に、この風評被害。
経済的損失を埋めるために、記事を読んだ人は100個買って下さい。(ちなみにアフィリエイト等はしていません)


 今回の記事は、「物販編」「会場編」「演奏編:前半」「演奏編:後半」「アンコール編」「奏者編」に章分けしながら、余すことなく魅力をお伝えしようと思います。

 ちなみに、この記事を書いている最中に、息子(11)から「こんな長いの誰が読むの?」と記事自体を全否定されましたが、皆さまにつきましては是非とも最後までお付き合い頂ければ幸いです。

管理人たちは夜の部(※)の鑑賞になりました。多少内容が異なるかもしれませんが、ご了承ください。
※今回のコンサートは、開催時間が異なる「昼の部」と「夜の部」が用意されていました。

物販編

現在18:00(開演18:30)

いや、俺たち到着遅いよ!

なんで?開演まで30分以上あるだろ。
そもそも、出発前に一杯ひっかけたのが悪い。
あんだけ美味そうに砂肝とぽんじりを食べていたくせに。

たい焼きだったら、こんなに遅くはならなかったよ。
詫び飯(※)に背いた罰だね。
※ライブアライブの関連した飲食のこと。先ほど勝手に命名した。

新興宗教かな?

実は、コンサート限定の物販があるんだ。
買う時間も確保しておくべきだった・・・。

何を買うんだ?

ちょうどリメイク版のサントラ持って無かったから、この機会に買おうかなって。
あとワッペン!どのキャラが入っているかはお楽しみ仕様なんだ。

ふーん。
俺は物販は別にいいかな。
でも、めちゃくちゃ混んでるぞ。

レポート


 なんと開演直前まで物販は大行列!
 物販スペースは1階となっているのですが、それでは収まらず2階までの大行列となっていました。誘導していたスタッフの方々も大変そうでした・・・。

どうしよう、今から並んで間に合うかな。
コンサートパネルの前でポーズ撮ったり面白自撮りとかしたかったのに・・・。

やむを得ん。

俺が代わりに並び続ける。
俺に構わず、お前は先に行って演奏を楽しめ。

そんなボスが待つ部屋に辿り着く前に犠牲になる仲間みたいなこと言わないで。

昨今ではフラグを回避する例も多数見受けられる。
とりあえず並ぶか。ギリ間に合うかもしれん。

気付いたんだけど、
俺が並び続ける、と
俺に詫び続ける、って似てるよね。

いいから、早く並ぶぞ。

あの世で俺と並び続けろ、管理人。

もういいから。

レポート


 私たちが並んだ物販の行列は、開演10分前でギリギリ間に合いまして、どうにか購入に漕ぎ着けました。戦利品は以下の通り。

自宅に帰ってから撮りました

 ところで、今回のサントラ購入特典として数量限定の『出演者複製サイン入りビジュアルカード』がオマケで配布されました。もちろんこれも漏れなくゲット。

おや・・・?
これは・・・?
どこかで・・・

スヤァ・・・

会場編

せっかくだから、色んな場所で記念撮影をしよう。

旅行先のテンション

関係者でも無いのに、関係者っぽく撮るな。

物販に気を取られて気付かなかったけど、
このコンサート、女性や若いお客さんも多いね。

家族連れやコスプレしている人もいる。

レポート


 X(旧Twitter)の投稿を見ると、昼の部ではおぼろ丸さんやレイさんやアニーさんもいたようですね。拝見できなかったのが残念・・・。

うっ、ううう・・・・。

今度はどうした?

こんなにもライブアライブのファンがいたなんて。感極まるよ・・・信者は俺だけじゃなかったんだ・・・。

隠れキリシタンみたいなこと言うな。

一人ひとりに声を掛けて魅力を語り合いたい。
一人ひとりにリメイク版の感想を聞きたい。
一人ひとりに好きな編を聞きたい。

警備員さん、コイツ地下牢に閉じ込めて下さい。

レポート


 コンサート会場の撮影ブースには、メインビジュアルにもなっている主人公8人のライブ姿のボードの他に、ぬいぐるみキューブのお披露目があり、お客さんは列をなして思い思いにキューブと記念撮影をしていました。

 私たちも・・・と考えていたのですが、テンションが上がり過ぎていたのと開演まで時間が僅かだった為にキューブをしっかりと撮影するのを失念してしまいました。

 辛うじて映っていたのは、この隅っこのキューブ・・・。

ベヒーモス「キューブの野郎どこだ?」

分りづらいですか?拡大しますね。

当ブログが提供できる最大限のキューブ

 
 ちなみに、友人はしっかりとキューブを抱えた写真を撮りました(私が撮りました)。ちくしょう。

可愛すぎる。

いいサイズ感だ。

娘がいたら、生まれた日に買ってあげたいくらいだね。

分かるぞ。赤ん坊の傍に置いても映える気がする。

赤ちゃんのぬいぐるみとしては少し大きいかな。

大丈夫だ。すぐに大きくなって、もっと似合うようになる。

娘が成長する度、段々と小さくなっていくキューブ。

それでも、肌身離さず一緒にいる。

寝る時も、おままごとの時も一緒。

「ねぇパパ、キューブはコーヒー係だよね?」みたいにな。

でも、時の流れは残酷だ。

いつしかキューブは部屋の片隅に佇むようになる。

思春期になり、父親のことを避け始め、キューブにも目が行かなくなる。

大学へ上京する日。荷物をまとめている際に、ふと目に入るキューブ。

「まあ持っていくか」と荷物に詰め込む。

進学、就職・・・目まぐるしく変化する彼女の日常。

東京の生活に疲れ果て、心の余裕も無くなっていく。

夢をあきらめ、地元に帰ろうかと心が揺らぐ。

その時、はっと思い出す。

そうだ・・・私がバリスタを夢見るようになったのは・・・

仕舞ってあった荷物を解き、キューブが顔を出す

そう、キューブはいつも彼女の傍にいてコーヒーを届けるのを伺っていた。

涙を拭きキューブを抱えて言う。
「コーヒー、一緒に飲もうか・・・キューブ」

現代社会編 ~Fin~

演奏編:前半

ここから先は、コンサートの進行に合わせたレポートになります!

レポート

♪LIVE・A・LIVE

 後に気付いた話になりますが、このコンサートではプレイヤーが本編を追体験するような演目で構成されていました。(敢えてセットリストは見ずに挑んだので・・・)

 ゲーム機の電源を入れ、メーカーロゴが表示され、さあ開始となれば・・・。
 そう、開演から私たちを迎えてくれたのは我らがタイトルテーマ「LIVE・A・LIVE」です。演台のバンドがライトアップされ、その中央から”生の音”が生まれては私達の耳へ飛び込んできます。

 今まで何千回と聴き慣れ親しんだ楽曲である筈なのに、バンドアレンジは全く違う臨場感と興奮を届けてくれます。「さあ、はじまった!」と観客の誰しもが思ったことでしょう。まさにこのコンサートの始まりに相応しいオープニングです。

 さて、一気に私達をライブアライブの世界に引き込んでくれたのもつかの間。MCの時田氏と下村氏の登場と、ゲーム本編の西部編でも演奏に携わった口笛奏者のYOKO氏がステージに上がり、トークタイムに会場は大きく沸きます。

 ところで、このコンサートには少しだけ面白い仕掛けが。
 これらトークタイムには時間制限が設けられており、時限が近づくと観客が持っているペンライトが赤く点滅していく演出が用意されていました。MCとの一体感も生まれる楽しい仕掛けですね。

 ちなみ、早速このトークタイムの間でもペンライトはしっかり赤点滅していました(笑)。

 トークの中で印象的だったのは、YOKO氏からの「(今回のリメイクについて)これ以上無い、完璧なリメイクだった」「最終編ではサンダウンを主人公に選んだ」というファンに寄り添った嬉しいコメント。衣装も西部編のアニーをイメージしたような格好をされて、西部編への想い入れをうかがえました。

 そして、次の楽曲に移る前に、時田氏からの「一緒に時代を駆け上っていきましょう」という言葉。ここで改めて、私達はこれから各主人公と一緒に物語(楽曲)を歩んで行くんだ、ということを再認識し、これから先の展開に胸が踊りました。

バビロニア文明もびっくりなペンライト。

液体人間にならなくても一つになれるすごいやつ。

レポート

♪西部編メドレー -放浪-

 前段でも少し触れましたが、YOKO氏の演奏は、この度のリメイクでゲーム本編(西部編)に使用されています。つまり、歌手の歌唱(と述べていいのでしょうか?)を生で拝聴するような、正に”ライブ”な体験でした。

 曲順は、サントラの進行そのままに「WANDERER」「Under the Fake」「THE WILDS」「Sancho・de・Los・Panchoz」。
 特筆すべきは、やはり主旋律の口笛。私達は席からではYOKO氏の細かい表情や口元の姿を確認できませんでしたが、人間の口から発生される音色にも関わず、各楽器の存在が霞んでしまうかのような牽引力。あれほどの旋律を奏でることができる実力に終始魅了されました。

 特に私は「THE WILDS」の主旋律に圧巻されました。リズムとメロディが慌ただしく流れる楽曲ですが、あれを本当に口笛で演奏しているのです。私達の目の前で!今でも本当に口笛だったのか、と思うほどの体感でした。

 そしてこれが、まだ1シナリオ分。

 初っ端からこれほど豪華な演出を披露し、ちょっとスタートダッシュ過ぎないだろうか、と余計な心配をしてしまうと同時に、これらと同じレベルのステージがまだまだ控えているのだろうという期待に胸が膨らみます。

あの口笛で牧羊犬になりたい。

あっさりと人を辞めるな。

レポート

♪原始編メドレー -接触-

 哀愁のある西部編から一転して、ワイルドでリズミカルな曲調が魅力の原始編です。

 同じゲームのコンサートなのに、これほどまでに雰囲気がガラッと変わるのも、ライブアライブならではなのかもしれません。と言うかライブアライブ以外に西部と原始が混ざり合うコンサートなんて、世界広しと言えど今はこの八王子しか無いでしょう。

 また、その緩急ある変化に違和感なく対応する奏者さまの実力の高さも伺えますね。ひょっとして数あるコンサートの中でもライブアライブって難易度が高いのでは?
 
 さて、楽曲に移りましょう。ポゴと一緒にマンモスを追いかけるようなリズムで「NATIVE LIFE」。そこからまったりとしたリズムで緊張感を解いていく「いいお天気でしょ!」、徐々に私達も野生に戻り始め「生贄の宴」「Kiss of Jealousy」と原始編の世界に浸っていきます。

 先ほどから“リズム”というキーワードが繰り返し現れていますが、私が伝えたいのは、まさにこのリズムを下支えしているパーカッションです。西部編まではあまり意識していなかったステージ右奥の、はたけやま裕氏の存在。これが原始編に入ってからというもの、とにかく目を引きます。

 私達の席は2階で、会場の中でもステージに対して比較的距離のある席となっており、更にパーカッションエリアとも対角線。しかしどうでしょう、彼女のパフォーマンスは距離を感じさせません。上半身を大きく使いリズムを打ち込んでいる姿に視覚と音量が溶け合い、まるで目の前にいるように錯覚するほど。この原始編の4曲だけで、私の心ははたけやま裕氏に完全に奪われました。

 そう言えば、ペンライトのカラーが緑色に光っていましたが、連想するのはやはりポゴの髪型ですね。楽曲毎にきちんとキャラクターを意識したイメージカラーで楽しませてくれる演出も憎いですね。

パーカッション凄かったね。

存在感ありすぎてサイズ感がバグったな。

IKEAの家具みたい。

良い例えになってないぞ。

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♪現代編メドレー -最強-
 
 現代編のプレイ手順そのままに、静→動へと徐々に移っていくラインナップです。
 「最強 -VICTORY ROAD-」「猛者達…」「Versus!」「KNOCK YOU DOWN!」としっかりと順番を踏んで、ラストの戦闘曲で大興奮を届けてくれました。やはり戦闘がテーマの現代編ゆえに、そのトリを務める「KNOCK YOU DOWN!」の盛り上がりは一線を画しますね

 リメイク版のサックスが利いた戦闘音楽もムーディーで悪くないですが、私はSFC版に近いギターがリードする今回のアレンジが大好きです。

 また、個人的に嬉しいのは、しっかりと「Versus!」を組み込んで頂いてるポイント。数秒のメロディラインですが、敵キャラ選択画面から戦闘画面へ繋げる「プレイしている感」を踏襲してくれます。このきめ細かでファンの期待を裏切らない演目に自然と胸が熱くなりました。
 
 この現代編の主役は、何と言ってもギター!なのですが、私はキーボードの上倉紀行氏に目が行きました。弾く姿はもちろん、至る所で指揮者のように各メンバーを扇動させる様子が非常に格好良い!この現代編でもその様子が伺えました。

 後に知ったのですが、メンバーを統括するバンドマスターという役割も担っていたのですね。観客だけでなく同じステージのメンバーも盛り上げているような一挙一動も素敵でした。

バンドマスターっていう名称な時点で格好良い。

全ての楽器を極めたら就けるジョブみたいだな。
※違います。

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♪SF編メドレー -機心-

 現代編の熱狂が一瞬で醒め、場内が不穏な空気に染まります。

 「Unseen Syndrome」の不協和音にも似た絶妙な旋律が生演奏で表現されると、本編と異なる”生々しさの恐怖”が前面に表れているような気がしました。

 この楽曲ってゲーム内の“演出とセットもの”と思っていたのですが、それは私の大きな勘違いだったようです。曲単体だけなのに恐怖心を煽る煽る。”怖い曲”というはどんなメカニズムで人の心を揺れ動かすか・・・ここにも下村陽子氏の才能を感じ取ることが出来ますね。「そういえば会場に小さいも子供もいたぞ。泣き出したりしてないだろうか。」と余計な心配をしてしまいました。

 もちろん、キューブと船内を探索した経験のある私達ファンは、あの船内の恐怖感がフラッシュバックしたことでしょう。
 
 その次は「CAPTAIN SQUARE」「星屑のキャプテン」と続きます。
 前者の導入は、あの「バシッ、バシッ、バシッ、ビューーン!」というロゴサウンドと共に、SFC版をほぼ原曲のままのビットサウンド。一緒にSF編のゲーム端末の前に座っているような気分です。

 ホラー的・電子的なメロディが特徴なSF編。何度も言いますが、このコンサートの懐の広さには本当に驚きますね。

レトロゲームの電子音は何故こうも心を躍らすのだろうか・・・。

それは、お前がオッサンだからだよ。

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♪近未来編メドレー -流動-

 SF編が終わるとトークタイムへ。
 時田氏から「次はみんな大好き近未来編!」という予告に会場は沸きます。さらに今回のスペシャルゲスト影山ヒロノブ氏の話題に。

 今回のコンサートの開催にあたり、開催日時は影山ヒロノブ氏のスケジュールを押さえた上での日程調整だったとのこと。さすが、世界の大御所の参加には関係者らの苦労も伺えますね。ちなみに下村陽子氏は「自分のスケジュール調整は同窓会だけだった」とほっこりする裏話(?)も聞けました。

 曲目は「Wait for Truth」「PSYCHOで夜露死苦!!」とフィールドマップからの戦闘画面。特に後者はギターサウンドが映えます。そう言えば今回のリメイクでSFC版に大胆なアレンジが加えられていましたね。ループの後半に強力なギターソロがさらに「PSYCHO」を主張しています。

♪GO!GO! ブリキ大王!!
 
 この瞬間を楽しみにしていたファンは多かったのではないでしょうか。

 とにかくファンサービスが盛り込まれた時間でした。
 まず暗転した会場から、アキラの叫びが響き渡ります。「ざけんなよ…そんなカッコにならなくてもな…一つにはなれんだよ!」「なあ・・・そうだろ、松ッ!」からの、影山ヒロノブ氏の単独ライブです。

 後に影山ヒロノブ氏は「会場の熱気で120%を出し切ってしまった」と嬉しい感想を述べていました。

~休憩時間~

途中に休憩時間が設けられているんだね。これならトイレも安心。

(ガタッ!)

ん?どうしたの?

俺も欲しくなった。ワッペン。

あれ、さっきはいらないって言ってたのに。

ブリキ大王を聞いたら居ても立っても居られなくなった。
この休憩時間に物販へ突撃する。

これがライブアライブの楽曲の魔力。

一人の男を一瞬にして物販へと掻き立てさせる・・・。

(ガタッ!)

ん?どうした管理人?

俺も行く。
その”追いワッペン”とやら・・・。
俺達で買ってやろう!

あんまし上手いこと言ってないな。

レポート


 そんなわけで・・・

ポゴは重みで中身が分かる仕様

 追加で買ってしまいました!合計で3枚です。
 追いワッペンした1枚は欲しかったロゴワッペンでした!

微妙にズレていますが貼り直した訳ではありません

 
 ちなみに、友人はアキラと老師とロゴが当たりました。ブリキ大王と影山ヒロノブ氏への願いが届いたようです。良かったね。

演奏編:後半

続きまして、コンサート第二部のレポートです!

レポート

♪功夫編メドレー -継承-

 第二部の開幕は、功夫編から始まりました。
 まず「鳥児在天空飛翔 魚児在河里游泳」。休憩を挟んで高揚感を落ち着かせた私の心を、瞬く間に霧立ち込める東洋の大自然へと誘います

 このコンサートの演目は本当に見事だと思います。第一部から徐々に熱を高めながら佳境で近未来編で熱を爆発させ、一旦休憩で熱量を落ち着かせながらも、続く二部のスタートから人気の高い功夫編を据えて直ぐに観客をライブアライブの世界へと引き戻すことに成功しています。

 続くは「老拳師下深山」「在中国的戦闘」。後の下村陽子氏のコメントの中で「今回のコンサートにこだわった点として二胡を採用した」と話していた通り、オリエンタルな音色の存在が光ります。

 光る、といえば功夫編の照明演出にも面白いものがありました。ステージの壁面(という表現が正しいのか分かりませんが)に、緑色の縦線が写し出され”竹林”を表現されていたのです。
 そういえば、SF編においても円形のシンボルが会場全体に照らし出されて”不可解さ”を演出していましたね。
 照明ひとつにしても各編のオリジナリティを尊重し、視覚においても観客を楽しませてくれます。

←”二胡”を”2個”と勘違いした人

←突っ込むのに疲れた人

レポート

♪幕末編メドレー -密命-

 再びトークタイム。
 次の幕末編で活躍するHIDE×HIDEさんお二人の紹介がありました。

 リメイク版のBGMは和楽器の生演奏で収録されていたことは知っていましたが、奏者ご本人らを観るのは初めてでした。しかも、以前からコンサートにも参加されていたユニットなんですね。

 曲目は「密命」「忍音」「殺陣!」。当然のように、HIDE×HIDEさんの演奏に会場は魅了されます。特に殺陣のリズムに尺八が追いつくのは圧巻。三味線との掛け合いはもちろん、体全体を用いて、まるで尺八へ魂を込めるように吹き鳴らし、全力でおぼろ丸と共に尾出城を駆け巡っていました。

 脱線しますが、私はライブアライブの楽曲というのは、各編の“その時代・土地のステレオタイプな曲調”ゲームサウンドゆえに表現できるリズムやメロディを加えて出来たBGMだと思っていました。
 つまり「この楽曲はさすがに人間は演奏出来ないだろう。コンピュータミュージックだからこんな速度や音階で格好良く出来るんだ。」と安易に考えていたのですが、この度のコンサートでそんな浅はかな考えは崩れ去りました。人間は凄い。

 さて、ここまでで、ゲームにおけるワールド・セレクトは終了。隠しシナリオの中世編が始まります。

尺八、格好良かったなぁ。

自分も吹いてみたくなるよな。

尺八って一定以上のステータスが無いと装備できなさそう。

戦闘中にアイテムとして使うと味方全員にバフかかりそう。

レポート

♪中世編メドレー -魔王-
 
 曲目は「魔王への叙曲」「届かぬ翼」「凛然なる戦い」「魔王山を往く」。

 ここから観客達はどのような態度で中世編の楽曲を受け止めていたのでしょうか。純粋に王道RPGらしさが光る楽曲として耳を傾けるも良し、これから待ち受ける悲劇に心を揺さぶられるのも良し。
 私は正直に言うと、やや混乱をしていたのかもしれません。特に「届かぬ翼」は今回のリメイクによる「GIGALOMANIA」の登場で、より多くの意味を持つ楽曲へと変わりました。
 つまり、”中世編の”主人公オルステッドを象徴するだけではなく、その先の真の結末まで包括する存在となっていたからです。
 
 ゆえに、今回の中央奥で奏でる4人の弦楽器奏者の切ない旋律が、既に避けられない結末を知っている「神の視点」にも思えました。大袈裟に言いますが、ルネサンス期の絵画において主役の背後で楽器を持つ天使のような・・・。

♪魔王オディオ

 観客の予想通り、待ち受けていたのは絶望への前哨戦です。

 ですが、少し気を取り直しましょう。何故ならば、私は既に次の”流れ”を内心期待してしまっていました。そう、MEGALOMANIA!私が最も好きな曲です!2時間のコンサート全てがMEGALOMANIAでも良いくらいでした!

 余談ですが、私の葬式の受付BGMは「魔王オディオ」、焼香中には「MEGALOMANIA」、最後の出棺の見送りには「LIVE・A・LIVE」を流して欲しいと遺書に書く予定です。

 コンサートに話を戻しましょう。これ程までに高揚した雰囲気を残しつつも、プレイヤーの勝利は訪れず、待っていたのは「ARMAGEDDON」でした。

 曲目を構成した方の思い描くストーリーラインはどのようなものだったのか想像がつきますね。最終編の選択は魔王オルステッドだったのでしょう

レポート

♪最終編

 絶望的な展開を迎えた「魔王オディオ」。
 ここからトークタイムに入ります。時田氏も開口一番に「ハルマゲっちゃいましたねぇ」と、全員が思っていることを代弁。しかし、続く言葉は頼もしく、「これから皆さんと一緒にベストエンドに向かいましょう」という旨で、会場に希望を光を灯します。

 もうひとつ印象的な言葉として、最終編のメンバーを時田氏は「勇者」と呼んでいましたね。この表現は新鮮でした。

 さあ、勇者達はルクレチアから召喚され魔王へ向かう旅が始まります。「絶望の都」「Silent Labyrinth」と流れるように場面が展開します。観客に、最終編の荒廃したルクレチアと不可思議なダンジョンを巡らせ、遂に「ILLUSION…」「PURE ODIO」で魔王オディオと対峙します。

 そして、「GIGALOMANIA」。

 会場にいるファン全員が、あの場面を目に浮かべステージに祈りを捧げていたことでしょう。
 この曲自体の魅力は別の記事に書くとして、あの時間は間違いなく、奏者と観客が結末に向けて全身全霊で気持ちをぶつけていたと思います。

 戦いが終わり、「Live over Again」と共に世界が光を取り戻し、7人の勇者はそれぞれの場所へ帰っていきます。何度も見たエンディング・シーンですから脳裏に過るのは当然として、それとは裏腹に、残されたルクレチアへのもの悲しさも奏でていたように思えます。

♪Live for Live
 
 本日の締めとして完璧なタイトルです。
 私はこの曲を聴く度に“大団円”というキーワードが浮かびます。

 ステージも同じく、YOKO氏、HIDE×HIDEさんも演台にあがり、奏者全員が一堂に会し、それぞれのパートで主役を演じるかのようにメドレーを繰り広げていきます。「ああ、これもひとつの”最終編”なんだな」と勝手な解釈をして感慨深く思いました。
 
 その場にいる全員の胸に、各編から中世編そしてオルステッドの救済まで共に歩んだ情景が広がっていたことでしょう。

 見渡す限り全員が手拍子で奏者さんを見送ります。そういえば、ライブアライブ本編のスタッフロールもプレーヤーが主役たちを見送るような形でしたね。最高。余韻が素晴らしすぎて段々と語彙力が減少していますね。でも最高

YOKO氏のペンライト回す姿もキュートだったね。

全員が和気藹々と演奏して、こっちまで笑顔になった。

アンコール編

レポート

♪アンコール -Battlissimo-
 
 鳴り止まないアンコールの中、奏者さん・MCたちが全員コンサートTシャツを身に着けての再登場です。影山ヒロノブ氏も演台にあがり、改めての紹介。

 「Battlissimo」。
 ゲーム本編には現れない楽曲。

 イントロで思わず立ち上がりそうになりました。観客のどよめきもあったと思います。ふと見ると、隣に座っていた友人も流石に口を開けていました。この楽曲は彼にとっても思い出深い一曲なのです(その思い出はまた別の機会に書くとします)。

 そう言えば、物販のサントラが復刻版の方がリメイク版よりも先に売り切れになっていたことに疑問を感じていたのですが、ようやくここで氷解しました。こんなタイミングで採用されたら、もう誰だって欲しくなります!!

 そして、最後にブリキ大王。

 気のせいかステージの左端に見慣れない人物が立っているなぁと思っていたら、近未来編の原画を担当された島本和彦先生も登場していました。
 調べましたら、当日はコミケに参加しており終了後に会場まで駆け付けて下さったとの事でした。先生は従前より近未来編を大切に扱って下さっており、ファンとしても作品愛に胸が熱くなりますね。

最高だったー!

(Battlissimoの衝撃で声が出ない)←マジで言葉を失ってました

奏者編

 当初は奏者さんの情報などは一切仕入れずに鑑賞させてもらったのですが、コンサート後は俄然その実力に魅了されてしまいました。

是非ともその魅力もお伝えしたい!

 そんなわけで・・・・時間が無かったので追々、記事を追加します!


最後に

 そんな訳で、ダメな2人のレポートでしたが、少しでもコンサートの興奮や感動が伝わったなら幸いです。この素晴らしいコンサートを立案し、ファンの為に多くの時間をかけて作り上げて下さった関係者の方全てに感謝です。

 陳腐な言葉にはなりますが、

本当に感動をありがとうございました!!

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